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電子ピアノの構造
電子ピアノの構造を簡単に・・・
鍵盤について
ほとんどの電子ピアノは、88鍵です。これが今、標準です。タッチはかなり改良されて、アコースティックピアノとほとんど変わらないくらいに進歩しています。
よく言われる、「ハンマーアクション」に近いということはどういうことかというと、アコースティックの場合、指が鍵盤を抑える⇒ハンマーが弦を叩いて音が鳴る・・という原理ですが、実際の電子ピアノには弦がなくても、アコースティックに近い構造にしてあるので、ハンマーアクションに近いというわけです。
電子ピアノは鍵盤を抑えると、これがスイッチというか、サインになって発音するように出来ています。最近では、アコースティックに似たタッチに新化しているので、ますます、リアルな体験が出来るのです。
演奏する時に、鍵盤が光るものもあります。練習用のガイド役になっているものですが、お子様やお年寄りには楽しめるでしょう。
鍵盤の材質にプラスティックではなく、木製を使用したものも出ています。
カラーも微妙に違いますね。
標準で88鍵ですが、長く使うことを考えれば、キーボードのような61鍵よりは、おすすめです。
重さ
メーカーによって、鍵盤の重さを変えられるものもあります。
高音部、低音部の重さを変えてあるものもあります。
より本物のピアノに近づきたいならば、手ごたえを感じられる鍵盤がいいです。
重いということではなくて、グランドピアノのような低音部のズッシリ感はあったほうがいいですね。
返るスピード
返るスピードと書きましたが、戻る速さということです。
鍵盤楽器は速いパッセージを演奏する時に、鍵盤の戻る速さは大切なポイント。
「同音連打」と言って、同じ音を繰り返し弾く時に弾き易いか?
違和感がないか?
特に、ピアノ奏法では「同じ音を繰り返し弾く時には、同じ指で弾かないほうが良い」ということがあります。
専門的になってしまいますが、例えば、ド(C)の音を4つ弾く時に、ドドドドを全部同じ指で弾くことはあまり好ましくないです。
4321というように指を変えて弾いたほうが、音は克明に聴こえます。
ダイナミクス
強弱が出しやすいか?強い音は出しやすいと思いますが、弱い音や音の表情を出しやすいか否か?
ピアノは必ずしも、弾き易い場所(鍵盤の手前)だけをタッチするとは限りません。
沢山の和音を弾く時など、手は奥に位置しますから、白鍵の細いところでも弾いてみましょう。
ペコンとした感触がないほうがいいです。
ということも実際にやってみてください。
メーカーによって微妙に違いを感じると思いますし、弾く人の感性や好みによるものですから、何回も鍵盤に触れることをおすすめいたします。
アコースティックとの違いを感じてしまうと、違和感がつきまといます。
違和感が出来るだけ少ない楽器を選びましょう。
ペダルについて
ペダルは3本あります。3本が固定されてついています。
コルグのSP-250はダンパー1本です。
演奏技術がアップしてきて、弾く曲のジャンルも幅広くなれば、3本ペダルはあったほうが宜しいと思います。
一番右がダンパーペダル(サスティーン)
このペダルを踏むと、指を鍵盤から離しても音が切れずに長く余韻を残すもので、おなじみのペダル。
左のペダルはソフトペダル
踏んでいる間、音が柔らかくなります。踏む深さによって微妙に柔らかさのニュアンスが変わります。
真ん中のソステヌートペダル
このペダルを踏んだ時に押さえていた音のみが残り、その後弾いた音は変化がありません。これは、あまり知られていないですね。
以上がペダルの通常の機能です。初心者はペダルはあまり使わないかもしれませんが
いずれ、使いますから3本ペダルを!
メーカーや機種により異なりますが、ペダルの機能にお好みで設定することもできます。ここまでやるか!?というほどに。
ペダルを踏んだ時のノイズ音まで再現させることが可能。
ありゃ、ビックリ!
スピーカー
いい音を出したければ、スピーカーもアンプも一応は気にしたいところ。
スピーカーは本体の内部に隠れているものが多いです。見えません。
スタイリッシュなタイプでは鍵盤の奥についています。
アンプ出力が大きくて、スピーカーの数が多いほど、いい音を出せます。
アンプ出力は、20w×2 とかいろいろです。6w×2など・・も
スペックをチェックしましょう。
シンセサイザーや、ステージピアノはスピーカーとアンプがないので、外部のアンプに接続して音を出すことになります。
あまり、前面には押し出されない製品です。
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