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ピアノは売れるのか？ 電子ピアノは売れるのか？
私が学生の頃・・・大昔の話ですが・・・
懇意にしていただいた楽器店の店主がいました。
某ピアノメーカーの特約店です。
一番売れているメーカーでしょうね〜〜〜
その人に調律もしていただいていたので 年に 最低でも２回はお目にかかっていたわけです。
今から２７年ほど前ですわ・・・
「もう ピアノが売れる時代は終わりました！！」と 言っていました。
そういうものかな〜〜なんて 漠然と思っていたけれど、それは 仰るとおりだったと思います。
今 考えれば もっと以前に既にピークは 過ぎていたのかもしれませんね。
単純に考えて あのような大きな重い 値の張るピアノが 毎日 野菜や肉のように売れるはずはありません。
しかも 音大生なら 毎日 ピアノを弾きますが 普通の御家庭では そんなに毎日 必死に練習することもないでしょう。
調律の回数も 一般家庭では少ないでしょうし、ピアノがなければ調律も必要ない。
とにかく 売れる時代は終わりました！！って言っても 実は逆に右肩上がりの売れてるものがあったんですね〜〜
それが電子ピアノなんです。
資料によると 1988年頃から アコースティックピアノと電子ピアノの生産量が逆転してきています。
徐々に アコースティックピアノが減ってきて 逆に電子ピアノが右肩上がりに増えてきていたのです。
ということは それだけ売り上げも逆転してきたということ。
なぜ アコースティックが人気が落ちたのでしょうか？
それは 住宅事情と騒音問題。
誰が考えてもピアノは 大きくて重くて 値段も高くて 部屋の中での重圧感が大きい。
そして そのピアノを買っても 一生弾くという保証はありません。
お子様は 必ず飽きて 弾かなくなります。
そのことを想定して 始めからピアノを敬遠する人が多いのですね。
都会では 住宅事情が問題です。
騒音問題も大きな深刻な問題です。
それに比べて 電子ピアノは 価格の低廉さと 騒音対策として非常に便利で良い楽器なんですね。
音を消すことができるというのは 非常に便利なんです。
そして なんと言っても 調律は必要ないのですから それだけお金が節約できます。
良く弾く人なら ピアノの調律は 半年とか三か月毎に実施します。
一般家庭なら 一年に一回で大丈夫ですが ピアノは湿気の問題があり かなり狂います。
グランドピアノは 調整も必要ですから お金もかかります。
昔の 電子ピアノは 現代ほど優れたものではありませんでしたから 音色もアコースティックには程遠く、価格が安いということと 騒音対策で便利だということ、あるいは 教育の現場で 集団で使うような場合に非常に利便性がありました。
時代と共に コンピューターを駆使した電子ピアノへと成長を遂げて 現代では アコースティックピアノにより近づいた精密な楽器に成長しています。
コンピューターを駆使している点が 今の時代にマッチし 尚且つ オシャレで洗練されたイメージが強く、住宅事情や騒音対策の問題点もクリアにして 尚且つ 種類が多く 選べるという点が 人気の理由でしょう。
勿論 調律も 必要ありませんし・・・
いかがでしょう？？
アコースティックピアノと 電子ピアノ どちらを選びますか？？
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