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フルート初心者に吹き方を簡単に
フルートは、それほど難しい楽器ではありません。
フルートは、単音だけを出します。つまり、一度に1つの音だけを鳴らすってこと。
これは、ピアノに比べたらはるかに簡単ですね。
簡単と言う言葉は適切ではないかもしれませんが、フルート初心者が始めて楽器を手にするなら、フルートは お子様から高齢者まで幅広く楽しめる楽器です。
勿論上級者になると、楽曲は難解になります。
難しい曲は沢山ありますが、それは、あなたがこれから上達すれば、いくらでも可能性があります。
それに、フルートを気持ちよく吹いている人を見ると、なんとなく、自分にも吹けそうな気がしませんか?
それがフルートの魅力の1つ。
まず、とりあえず音を鳴らすのは、慣れてコツを覚えれば簡単です。
でも、その後、いかにいい音を出すか?
綺麗な音色で吹くか・・・ということのなると、難しくなってきます。
主に、旋律を吹くことが多いので、ソロからアンサンブル、吹奏楽、オーケストラ・・・
様々なシーンで大活躍の、人気の楽器です。
吹き口を作りましょう
フルート初心者は 本当に初めてのときは、音が出ません。
先ず 歌口ですが、フルートの頭部管のリッププレートがあります。
リッププレートとは、口を載せるところですが、息を吹き込む穴が開いていますね。
この穴を 「歌口」と言います。
この歌口に当てる唇の角度や息のスピードを覚えなければなりません。
いきなり すぐに音を出そうというのも ちょっと 無理があるかも・・・
音を出す前に 吹き口を作ります。
この吹き口って いったい なんですか?
リコーダーみたいに その口をくわえて吹くなら問題は無いのですが フルートの場合は 吹き口がありません。
自分で作るのです。自分の口をフルートの吹き口として作るのです。
そうです。自分の上唇と下唇で作ります。
まず・・・初心者は 小さな鏡を用意しましょう。
大きな鏡でもいいのですが 小さな鏡のほうが 自分の神経が 自分の口元やマウスピースに集中できますので。
どんな風に 吹き口を作るのかは 初心者向けの楽譜や テキストによく載っていますので そちらを参考にして戴きたいのですが 簡単に言うならこんな感じ?
- 軽く口を閉じて上下の歯の間を1センチほど開けます。(その人の口によって違いますので 適当に考えてください)
- 唇の中央を少し前に出す。
- 唇の端を少し 横に引きます。少し締め付ける感じで。
- 唇の中央に小さな穴を作る。これが吹き口ですが 横幅 8ミリ程度 縦幅3ミリ程度。(これも 適当)
このような感じで吹き口を作ります。実際には 簡単ではありませんね。
下の図の赤いところが 吹き口です。
慣れるまでは 自分の口はなかなか いい形には なってくれません。
おまけに 唇や 口の周りの筋肉が疲れて なかなか思うようにいきませんが そこは 根気と気力で 頑張っていただきたい。
初心者にとって 最初の壁 なのです。
このときに、できるだけ良い先生にレッスンを受けることをおすすめします。
はじめから先生につかなくてもいいのですが、悪い癖が身についてしまうと、あとあと苦労します。
できるだけ余計な苦労をしないほうが良いのです。そのためにも 是非 初めから 先生についてレッスンを始めましょう。
先生は あなたの一番 いい吹き口を 教えてくれるはず。
音は、こつさえ覚えれば、簡単です。
吹き口については いくら 解説本 テキストなどを見ても 似たようなことが記載されているだけで 実際には役に立ちません。
先生に見ていただいて、「もう少し 横に引いて・・・」などの ご指導を受けてくださいね。
活字の知識は 役に立ちませんので。
先生は あなたの唇の角度 一番良い音が出る角度や 息のスピードなども指導してくださいます。
それを できるだけ早く自分のものにできるかどうか・・・それは 生徒さん次第ですね。
音を出してみましょう
口の形が安定してきたら・・・
いよいよ 音を出してみましょう。
- まず フルートの 頭の部分 頭部管だけを持って 必ず 鏡を見ながら練習します。
- 下唇のくぼみに マウスピースのプレートをピタリと密着させます。
- 下唇の下の淵と 歌口の淵を合わせると良いです。(実際には 先生に見ていただくと良いです)
- 頭部管を少しずつ 回しながら 一番いい音が出るところを探します。
自分の下唇が 歌口をどのくらい覆ったときが いい音が鳴るのか?
自分でいろいろ角度を変えて 最適なポイントを探すのです。
息の強さによって 高い音が出たり 低い音が出たりします。
低い音をよく練習してください。
難しいのは その人の歯並びや 下あご 下唇の厚さ などによって 位置が変わってきますので
やはり 自己流で苦労するよりは 先生に見ていただいてください。
ついでに 慣れてきたら 音をできるだけ長く伸ばす(ロングトーン)も練習してみましょう。
初めは 2秒くらいしか続きませんが だんだん 長くなって5秒 10秒・・・
音が震えないように おなかでしっかりと支えて 音を出します。
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運指が覚えられるか心配(指使い)
勿論、ただ、フルートを持って息を吹き込むだけでは、その音しか出ませんね。
10本の指を駆使して音を出します。
このときに、運指を覚えなければなりません。
よく 「運指表」と言いますが これは フルートの指使いを表したものです。
一覧表で表しているので 運指表 と言います。
この運指 つまり、指使いですが、一度に全ての音を覚える必要はありません。
音階から、始まり、音域を広げていくうちに、覚えていけば宜しいでしょう。
先生にレッスンを受ける人も、独学で頑張る人も、必ず手元に供えておきたいのが、「運指表」です。
一度に覚える必用は無いので、初心者さんもご心配なく!
トリルの運指表もあります。
楽譜の中には トリル という奏法が出てきますので、トリルの運指表も必需品でしょう。
案外 トリルの運指は なかなか覚えられません。
それだけ 難しいです。
運指表は 初心者にも 理解し易い わかり易いものを お探しくださいね。
ネットで探してみれば すぐに運指表は見つかります。
でも 私の感想ですが 運指表って 小さくてなんとなくわかりにくいものですね。
特に 楽譜 練習曲の巻末に添付されている フルートの絵があって 穴が○●で示してあるもの。
これが よくある「運指表」なのですが 実は・・・・初心者にとって これほど 厄介なものはない・・・と言うくらい わかりにくいものなのです。
詳しくは フルート初心者におすすめの運指表で
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