電子ピアノの音源

音源

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電子ピアノの音源

現在の電子ピアノ デジタルピアノの音源は 主に サンプリング音源が主流です。

 

このサンプリング音源とは 何か?というと・・・

 

本物のピアノの音を録音しているということです。
その録音した音を音源にして使っています。

 

メーカーによって 元のピアノが違いますから 当然 音色は多少は違いますが、好みで選んで良いでしょう。
どのメーカーでも 最高級といわれるピアノを88鍵全てを録音したものを音源にしています。

 

しかも 1つの音に対して 細かく丁寧なサンプリングを施していると各メーカーは 説明しています。

 

メーカー別の音の違いがわかるか?

では メーカー別に音の違いがわかるのか?
と聞かれれば 私もちょっと 困りますが・・・

 

というか・・・かなり 困ります。

 

ここでは 一応 私が 日頃 弾き比べて 音についての感想を簡単に載せてみます。
あくまでも 個人的な好みや主観も入っているので 参考にはなりませんが・・・

 

以下に メーカーからの引用で載せてみました^^^
同じメーカーでも多くの機種が出ていますから それぞれの機種によって 比較検討はなかなか難しいのです。

 

電子ピアノは基本的に PCM音源という方法をとっています。本物のピアノの音を録音して使っていると言うことです。
これは どのメーカー 機種でも同じことです。

 

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ヤマハ

ヤマハコンサートグランドピアノの最高峰『CFVS』の中から 選りすぐりの1台をモデルにした録音。
最良の1台を採用していますとは メーカーからのお話。

 

3レベルAWMダイナミックステレオサンプリング

1つの鍵盤(音)から 三段階の音を収録する音源方式
非常に弱い音から 非常に強い音までのタッチの微妙なニュアンスに対応可能。

 

AWMステレオサンプリング

ヤマハフルコンサートグランドピアノの高品位な音色をデジタル録音
ヤマハ自慢の 豊かな音色と響きを再現。

 

機種によって音源使用は変わってきますが どれもサンプリングした原音に忠実に再現しています。
ヤマハといえば おそらくは 知らない人はいないであろう・・・そのくらいの安心できるブランドに間違いない。
最高の音色だと思って間違いないですが、ピアノ音色「Pure CF Voice(ピュアCFボイス)」を搭載している電子ピアノであるがゆえに もうこれ以上のものは 望む必用が無いであろう・・とは 私の感想。

 

完璧な技術の元に 信頼のおける 老舗メーカーですね。

 

ピアノの先生なら ほとんどの指導者が ヤマハを推薦するはずです。

 

カワイ

例えば CA-93を弾いてみましたが・・・
世界最高峰のショパン国際ピアノコンクールで実際に使用したフルコンサートグランドピアノEXから88鍵すべての音源(波形)をサンプリングした「88鍵ステレオサンプリングピアノ」。
これは 弾いてみたら 私は気に入った1台です。
一音一音の個性的というか 自分の主張を盛り込めるような感じですね。
アコースティックピアノのような音場感(音の広がり感)も再現しています。
1つの音源(波形)で複数の鍵盤をカバーする従来のピアノサウンドに較べ、鍵盤一つ一つの個性が明らかに、克明に音を表現できます。

 

また 機種により 違いますが 「プログレッシブ・ハーモニック・イメージング」音源も採用しています。
繊細なタッチの表現力を得るために、弱打から強打まで複数の段階に分けて録音した波形を搭載し、カワイ独自のフィルターによりなめらかな音色変化を実現したものです。
クリアな音質とダイナミックな表現を可能にした音源システムです。
滑らかさを追求しているので 弾いていてもダイナミクスの変化に違和感がありませんし、弾く人の感性を表現しやすい楽器に仕上がります。

 

カワイの中の機種もいろいろありますが CA-93は かなりの上級者も満足だと思います。
勿論 音楽教室の先生 ピアノ指導者も 気に入ると思います。
ピアノメーカーは 必ず 調律師と演奏家の評価が欠かせません。技術的な面ではコンピューターによる作業が多くても 最終的には 人間の手によって 完成されていきます。
ピアノメーカーは 人間の感性にかなり重点を置いています。

 

 

ローランド

ローランドの音源について載せておきます。
今 ローランドでは 2種類の音源を採用しています。
1つは 「スーパーナチュラルピアノ音源」 もう1つは「88鍵ステレオマルチサンプリング音源」です。
ローランドの技術を出し切ったともいえる 最強の技術。

 

スーパーナチュラルピアノ音源

タッチの強弱に応じて音色が無段階に変化しイメージどおりの音色を引き分けることができる・・・とローランドのホームページで謳っています。
これは とにかく滑らかな段差のない 音色と言うことができると思います。
弾く人のタッチの強弱によって 音色を自由にイメージどおりにコントロールすることが可能であると言うこと。
アコースティックと同様に 自然な表現力を幅広く提供できる。
無段階・・と言うことは 弾いている人も聴いている人も 違和感無く受け入れられる自然なダイナミクスと言うこと。急に強さだけ強調されると言うような違和感がない。
また、減衰(げんすい)にもこだわりがある。打楽器は減衰楽器である。ピアノも同様に減衰楽器とも言えます。打鍵してから 自然に音が小さくなって消えますね。
この減衰について ローランドは非常に技術があると思います。
自然な音の消え方を追求しています。

 

88鍵マルチサンプリング音源

世界中の銘器といわれる様々なピアノの88鍵の全てを丁寧にサンプリングして しかも
それらを分解 合成しているらしい。この分解 合成 って言うのが凄いと思うのですが
つまり いろいろなメーカーの楽器の音をサンプリングして それらを 分解合成したら いろいろなメーカーの音が混ざった音色に仕上がるのでしょうか?
私個人的には よく わかりませんが 音色の好みは 実際にお確かめくださいね。
通常 グランドピアノは低音域から高音域まで88鍵全てが 弦の長さもハンマーも違いますから 88鍵全てを 丁寧にサンプリングしていると言う点で 確かに素晴らしい。
88鍵全ての 音の鳴り方 響き方 消え方 を再現していると言う点で かなりポイント高いと思います。

 

 

カシオ

 

トリプルエレメント音源

 

同じ音程から3種類の波形データを搭載している。打鍵した時の強弱の微妙なる変化も表現可能。弾く人の微妙なタッチに対応できるというもの。

 

リニアモーフィングAIF音源

「リニアモーフィングAIF音源」は、さらに幅広く自然な強弱表現を実現。
世界的に有名なメーカーのフルコンサートグランドピアノの原音から、最適な4つの強弱音をサンプリング。どのピアノかは不明。多分スタインウェイ。
1つの音の中でも4つの強弱音をサンプリングして尚且つ その音を 連続的に変化させる「モーフィング技術」を採用することにより、極めて弱く繊細なppp(ピアニッシッシモ)から、迫力ある力強いfff(フォルティッシッシモ)まで自然で滑らかな音色変化が実現可能。
つまり 弾いた瞬間から 音が消えるまでの変化が 自然で滑らかと言うことですね。

 

 

コルグ

 

Piano eXperienceステレオ・サンプリング音源

 

世界最高峰といわれる コンサートグランドピアノの音を丁寧にサンプリング。
どのピアノなのか不明。多分 スタインウェイ。
音作りからスピーカー・システムまでをトータルであらゆる角度から研究し、最も美しい音色を実現するためのコルグ独自の“Piano eXperience”フィロソフィーを採用。

 

DK-650WHを弾いてみました。
この機種 4段階に分けてサンプリングしたPCMを内蔵。さらに、弦をたたいたハンマーが元の位置に戻るときのごくわずかな物理音や、ダンパー・ペダルを踏んだときの音 共鳴音までも丁寧にサンプリングしているとのお話。
コルグは 私にとっては ちょっと 異色な存在でしたが キーボードメーカーにしてはなかなか 凄いと思ったわけです。
というか キーボードに強いから 電子ピアノにも強いのでしょうね。
電子ピアノ,デジタルピアノ,ピアノ選び,メーカー別の特徴

 

 

 

以上 各社の 電子ピアノ デジタルピアノの音源についてリサーチしてみました。

 

要するに 各社とも 最高級と言われている コンサートグランドピアノの音を基準にしていると言うこと。また そのピアノの1つの音から 何種類かの段階に分けて音をサンプリング。尚且つ それらの音を強弱の幅を持たせて滑らかに段差を感じさせないように 音をつなげていると言うこと・・・であります。
各社のやり方 技術は それぞれ 企業秘密であります。
ちなみに どの社に問い合わせてみても 音源に関しては 上記のような 同様の答えが返ってきました。

 

私 個人的には どのピアノの音をサンプリングしているのかをはっきりと明確に打ち出している社のほうが わかり易い というか 信頼が持てるような気がしますが。
音源はとにかく どのメーカーでも元のピアノがかなりいいはずなので 心配はありません。

 

細かく見ていくと 機種によって サンプリングも違うようですが あまり気にしなくていいでしょう。
例えばヤマハは 機種も多く それなりのこだわりがあるようですね。

 

でも 共通していることは どのメーカーもコンサートグランドピアノから音を丁寧にサンプリングして それらの音を 滑らかに段差を感じさせないように聞こえるように作ってあると言うことです。

 

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